「あら、こんな遅いのに待っててくださったの?」

「あぁ、寝る時間がなくなっちまう、行くぞ」

そして二人は歩き出す

土方は前を歩く妙の背中を見ながら心の中で何度も思う


あんたが近藤さんの想い人じゃなければと

あんたが俺の女だったらと

俺が近藤さんより先にあんたにあっていたら。。

けどこれが俺の運命らしい

せめてもの救いは

あんたが俺の送迎を近藤さんの命令だと思ってること

惚れてるなんて気づかれちゃいけない

愛してるなんて
気づかれちゃいけない


俺の思いが一生気づかれないように永遠に祈ろう

土方視点の土妙(妙の帰りを毎日送る土方の思い)