女が男として生きる

それはどんな気分だろうか。

一生自分の気持ちを偽り生きていくのだ。

楽しいはずがない

女としての幸せは何一つ許されない世界で生きていくのだ。

今は未だ彼女が、それを多くは感じていないとしても。

時が流れいつか少女が恋をしてしまったら。

耐えられる、だろうか?

その枷の重みに。

いや、何があろうと、耐えなければ成らない。

だから俺も耐えようこの気持ちに


そう心に決め青年は少女の頭をなでた



南のひざの上で寝ている12歳くらいの九兵衛を見ている南の心