狂った狼

お前はどんなに甘い台詞を吐いても俺の前からさらりと逃げていくんだ

だから、俺は最も残虐にお前を縛り付けた

お前の泣き顔を見るたび胸が痛んだ

どうしよもないほどに

それでも俺はお前を縛り付けていたかったんだ

あぁ

狂ってるとしかいいようがない

いくら謝ってもお前は俺を許してくれないだろう

絶対に後で怨まれるだろう

それでも

お前を離せない

お前を誰かに取られたらそいつを殺してしまうだろう

お前をどんなに泣かせることになったとしても

あぁ

誰か愛に狂った狼を止めてくれ



設定は学院時代の修ルキ